カナダBC州の保育園で働くために必要な資格

カナダBC州で保育士をしているSasakiです。

私が保育留学する前は「カナダの保育園で働くにはECE資格が必要!」ということしか知りませんでしたが、実際に働いてみて、ECE以外の資格やポジションがあることを知りました。


そこで今回は、カナダBC州におけるECE資格とそのほかの資格やポジションについてご説明します。

※保育園で就労ができるかどうかはお持ちのビザによるため、事前に移民コンサルタントにご相談されることをお勧めします!


保育園で働くために

Volunteer

お給料は出ませんが、保育園でボランティアをすることも可能です。

保育園の雰囲気、子どもたちや先生の様子、1日のスケジュールなど、実際に正規で働く前にいろいろな情報を集めることができます。


Responsive Adult

ECE資格を持たずとも、Responsive Adultというタイトルで働くことも可能なようです。

カレッジや大学に通う必要はありませんが、個人で受けるオンライントレーニングやワークショップを通して、最低20時間のトレーニングを受ける必要があります。


ECE Assistant 資格

この資格を取得するには、

・Child Development(子どもの発達)

・Child Guidance(子どもへの指導)

・Child Health, Safety, and Nutrition(子どもの健康・安全・栄養)

の中から最低1つのコースを修了すれば資格の申請が可能です。

そのため、カレッジを卒業する前に、ECEAとして保育園で働くことが可能な場合が多いです。私の場合、夏休みはフルタイムで、学期中は授業の終わりにオンコールで働いていました。


ECE資格

カレッジ・大学にて、規定のECEコースを修了すれば、資格の申請が可能です。

はじめに申請する資格の有効期限は1年間です。その間に、ECEとして500時間の就労経験を獲得し、有効期限が5年間のECE資格の申請をします。

BC州にはWage Enhancementというものがあり、ECE資格を持つ人たちは、1時間の就労につきプラス4ドルの補助金が適用されます。


専門に特化した資格について

Infant and Toddler(IT資格)

Infant and Toddlerは、乳幼児のための資格です。

こちらもカレッジ・大学の規定のコースを修了すれば、資格の申請が可能です。ただしカレッジによっては、ECE資格までを取り扱い、IT資格を含まない場合もあります。IT資格も併せて取得したいと考えている方は、カレッジ選びの段階で、カレッジ側に問い合わせることをお勧めします。

ECE資格があれば乳幼児クラスでも働くことも可能ですが、IT資格を持っている人は比較的少ないため、あると重宝されます。またIT資格を持っていると、1〜2ドル給料が上がることが多いです。


Special Needs(SN資格)

Special Needsは、保育園での生活においてサポートが必要な子どもたちのための資格です。スクリーニングツールやビジュアルカードなどを使い、子どもたちの発達ニーズに合わせて、適切な指導とケアをおこないます。

こちらもカレッジ・大学の規定のコースを修了すれば、資格の申請が可能ですが、IT資格同様、SN資格を含まない場合もあるため、カレッジ側に問い合わせることをお勧めします。


保育園で働くといっても、上記のようにさまざまな資格やポジションで働くことが可能です。保育留学をご検討中の方にとって、少しでも参考になれば幸いです!


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Hoiku Portal

「カナダで保育士として働きたい!」そんな思いをもつ方々を、カナダの公立カレッジで幼児教育を専攻し、現地の保育園で働く現役保育士がサポート。「カレッジの保育学科でどんなことを勉強するのか」「どうやって保育園の就職先を探すのか」「カレッジの課題の進め方」など、保育留学に関する質問や相談、お悩みなど、自分の経験を踏まえてお伝えします。

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